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不動産の買取保証で安心売却を実現!仕組みや流れを基礎から紹介

不動産売却に関する情報

代表 原山  昌之

筆者 代表 原山  昌之

不動産キャリア25年

飾らない明るさとフットワークの軽さで頑張ります。

自宅を売却したいと考えていても、「なかなか売れなかったらどうしよう」と不安を感じる方は多いのではないでしょうか。そんな方に注目されているのが「買取保証付き売却」です。しかし、具体的な仕組みや流れ、メリット・デメリットまでは意外と知られていません。本記事では、買取保証付き売却の基本から、利用時の注意点まで分かりやすく解説しますので、売却を確実に進めたい方はぜひ参考になさってください。

買取保証付き売却の仕組みと基本の流れ

「買取保証付き売却」とは、まず不動産会社に仲介を依頼し、一定期間(おおよそ3か月程度)にわたり買主を探す一方で、期間内に売れなかった場合にはあらかじめ取り決めた価格で不動産会社が物件を買い取る仕組みです。

一般的な流れとしては、まず売主が不動産会社の査定を受け、仲介での販売価格と買取保証価格を提示されます。仲介期間中に成約に至れば、通常の仲介売却として取引が進み、仲介手数料が発生しますが、期間を過ぎて売れなかった場合、不動産会社が保証価格で直接買い取ります。

この制度の大きな特徴として、不動産会社による買取の場合には契約不適合責任(旧 瑕疵担保責任)が免除されることが多く、売主は雨漏りやシロアリなどの隠れた欠陥に対して責任を負う必要がない点が挙げられます。また、買取時には仲介手数料も不要となることが一般的です。

このように、買取保証付き売却は「仲介」と「買取」のそれぞれの長所を組み合わせた構造を持ち、不動産売却の確実性とスケジュール管理のしやすさを両立させる制度設計となっています。

以下に、買取保証付き売却の基本的な流れをまとめた表を示します。

ステップ 内容 特徴
1. 査定・契約 仲介による売却価格と買取保証価格を提示 売主の選択に応じて契約開始
2. 仲介活動 一定期間(例:3か月)を目安に買主募集 市場価格での成約を目指す
3. 買取保証の履行 指定期間内に売れなかった場合、不動産会社が買取 仲介手数料不要、契約不適合責任免除

買取保証付き売却のメリット

買取保証付き売却(買取保証付き仲介)には、いくつかの特有の利点があります。まず何より、売却が確実に進む安心感が得られます。仲介期間に買主が見つからない場合でも、設定された価格で不動産会社が買い取ってくれますので、売却が行き詰まる心配がありません。現金化が確定するため、資金計画や次の生活設計が立てやすくなります。これは特に住み替えや転勤、相続など、売却期限が定まっている方にとって、大きなメリットです。

また、仲介期間中に市場価格で売れる可能性を保持しつつ、最終手段として売却を確実に完了させられる点も魅力です。仲介によって希望価格で売れるチャンスを追求しつつ、売れなかった場合は買取に切り替えて確実に売却できるのは、安心と柔軟性を両立した仕組みといえます。

さらに、費用面とリスク面でもメリットがあります。買取になると、通常の仲介にかかる仲介手数料が不要となり、また、不動産会社が契約不適合責任(旧・瑕疵担保責任)を免責することも一般的です。これにより、売却後に欠陥が見つかって補修費用や損害賠償を請求されるリスクを回避できます。

メリットを整理すると、以下のようになります:

メリット 内容
売却の確実性 仲介で売れなかった場合でも不動産会社が買い取ってくれるため、売却が確実に完了します。
資金計画の立てやすさ 売却期限や金額が明確で、次の計画(住み替え・資金調達など)を安心して組めます。
費用・リスクの軽減 仲介手数料が不要になり、契約不適合責任の負担も回避できます。

買取保証付き売却のデメリットと注意点

買取保証付き売却には確実に現金化できる安心感がある一方、注意すべき点もございます。まず、買取価格は一般的に市場相場よりも低くなる傾向がございます。具体的には、相場価格の約6〜8割前後となるケースが多いとされております 。

さらに、この制度を利用できる物件や不動産会社が限られている点にも留意が必要です。すべての物件が対象となるわけではなく、また買取保証に対応する業者も多くありません 。

また、不動産会社が買取保証を前提とするあまり、仲介による積極的な売却活動に消極的になるリスクもございます。広告や内覧の実施などで力を入れない可能性があるため、売却成功の機会が狭まる恐れがあります 。

表にまとめますと、下記のとおりです。

注意点内容
買取価格の低さ市場相場の6~8割程度となることが多い
利用対象の制限買取保証を扱う物件や業者が限られる場合がある
売却活動の不十分さ不動産会社が仲介活動にあまり力を入れない可能性がある

以上のように、買取保証付き売却には価格面、対応可能な物件・業者、そして売却活動の質という観点でのデメリットがございます。そのため、ご自身の目的や優先事項に照らして慎重に判断されることをお勧めいたします。

買取保証付き売却を検討する際に押さえるべきポイント

買取保証付き売却をご検討される際には、次の3つの観点から慎重に判断することが大切です。

ポイント内容理由
複数社の査定比較最低2〜3社に査定依頼し、買取保証価格や根拠を比較する査定価格には業者間で差があり、相場感をつかむためです。査定方法(取引事例比較法・原価法・収益還元法)も確認しましょう。
業者の信頼性と契約内容の確認買取保証に対応する信頼できる業者か、媒介契約の種類(専属専任・専任など)を確認する買取保証付き仲介では一般媒介が使えず、専属専任媒介契約など1社のみとの契約になることが多いため、業者選びの慎重さが求められます。
ご自身の事情との整合性現金化の期限や住み替えの予定などに照らして、買取保証の活用が適切かを判断する資金計画やスケジュール調整がしやすくなる一方、買取価格が市場価格の7〜8割程度になる場合もあるため、ご事情とのバランスが重要です。

以下、各ポイントの詳しい解説です。

まず、複数社に査定を依頼することは不可欠です。査定価格には不動産会社ごとに差があり、適正価格を把握するには比較が必要です。査定方法には「取引事例比較法」「原価法」「収益還元法」などがあり、それぞれ評価の根拠を確認するとよいでしょう(取引事例比較法等)。

次に、買取保証付き売却では専属専任媒介契約など、複数社に依頼できない契約形態となることが一般的です。第一に業者選びの適切さが重要であり、契約内容をしっかり確認する必要があります。

最後に、ご自身の事情との整合性を判断しましょう。住み替えなどで売却希望時期が明確な場合は、買取保証付き売却によりスケジュールの確実性が高まります。しかし一方で、買取価格は市場相場の7〜8割程度となることが多いため、価格とのバランスで判断が求められます。

まとめ

不動産の買取保証付き売却は、通常の仲介売却とは異なり、期限内に売れない場合でも事前に定めた価格で確実に現金化できる安心感が強みです。売却スケジュールが立てやすく、資金計画の目途も立ちやすい一方で、買取価格が一般的な相場より低くなる傾向があります。また、依頼できる不動産会社や物件に一定の制限があるため、事前に信頼できる業者選びや媒介契約の内容確認が大切です。自身の資金計画や住み替え計画と合わせて慎重に検討し、納得できる売却方法を見極めましょう。

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